実験室の案内

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実験装置

量子機能工学分野は出来てからまだ新しい研究室ですが、すでに充実した設備を備えています。

超高速レーザー光音響学

超短パルスレーザーに関しては、スペクトラルフィジックス社のフェムト秒とピコ秒のチタンサファイアパルスレーザー「Tunami」と、その励起用の5 W YAGレーザー「Millenia」を5セット所有しています。そのうち2台については2つの光パルスの波長を調節しながら測定できるように同期しています。フェムト秒レーザーのTsunamiは720〜900 nmの波長領域で幅80 fs以下のパルス光を発射できます。その他にも、さらに高いエネルギー密度の光パルスを使うために、コヒーレント社の再生増幅システムも所有しています。我々は、80 fsのパルス幅測定用の市販のオートコリレーターを一台と、10 fsパルス幅測定用の手作りのオートコリレーターを一台所有しています。GPIBを使って、周辺機器(デジタルオシロスコープ、ロックイン増幅器、ファンクションジェネレーター)をコンピューターから制御して計測をしています。遅延時間をつけるために、いくつかのプログラム可能な遅延光路用ステージと2台のClark社の振動ミラー(シェーカー)を持っています。

Tsunami (26 kB) Tsunami(52kB)
波長を調節できる2台の同期したフェムト秒レーザーシステム
(チタン・サファイアレーザー)
波長を調節できる2台の同期したフェムト秒レーザーシステム
(チタン・サファイアレーザー)
KMLab Laser(71kB) Many Optics...(47kB)
15フェムト秒超短パスルレーザー(チタン・サファイアレーザー) 表面弾性波の測定システム

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走査型プローブ顕微鏡

我々は5つの光学用除振台(最大のもので幅1.5 m、長さ3.6 m)と、パークインスツルメンツ社の走査型トンネル顕微鏡(STM)・走査型力顕微鏡(SFM)、セイコーインスツルメンツ社の走査型トンネル顕微鏡・走査型力顕微鏡のシステムを所有しています。

Park AFM/STM JEOL UHV-STM

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その他の装置

我々は、サンユー電子製のRFスパッター装置1台と、4 Kまで冷やせる光学用のクライオスタットも2つ所有しています。実験室は、広さ 50 m2 の部屋が2つと、25 m2 の部屋3つからなっています。レーザーが入っている4つの部屋は温度コントロールがなされています。北海道大学オープンファシリティや近くの研究室から、MOVPE、スパッター、真空蒸着装置、電子ビームリソグラフィ、走査型電子顕微鏡、共焦点レーザー顕微鏡、集束イオンビーム装置などを借りて試料作成を行っております。

The Octopus(たこ):
液体ヘリウムクライオスタット(使用時)
The Octopus, (休憩中) 光学実験台に設置した液体ヘリウムクライオスタット

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お客様や研究員

我々は海外のグループとたくさんの共同研究をしております。国際的な共同研究者に注目して、研究発表リストをご覧ください。

我々は、海外からも多数のポスドク研究員を採用しております。博士研究員(ポスドク)募集をご覧ください。

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大学のキャンパス

北海道大学のキャンパスは、広々としていて木々におおわれております。北海道の広大な自然の中での、登山やスキーなども魅力です。ビールや海産物もとてもおいしいです。

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